阿佐ヶ谷での鈴木演説「労働者の団結で自民党倒そう」

自民党のスローガン「この道しかない」の本当の中身を見抜いて選挙でたたき落とすことが必要です。

「この道しかない」とは、憲法改悪と戦争、原発再稼働の「この道しかない」にほかなりません。それをごまかして、「安全保障」、「新しいエネルギー」とごまかしている。

さらに2つ、見抜くべき嘘がある。

「安心安全の生活」という誰も反対できない言い方をしています。しかし今、盗聴法の改悪案が来年の通常国会に出されようとしている。

今も盗聴法があります(『犯罪捜査のための通信傍受に関する法律』1999年)。しかし反対運動の盛り上がりで通信事業者(NTTなど)で、立会人がなければできない。警察にとっては使い勝手が悪い。それが、今法務省が用意している法案では、警察署で、犯罪を「するかもしれない」というだけで、立会人なしで通信の会話を盗み聞きできる。そういう法律がでようとしている。

安倍が「安心安全のまちづくり」なんて言うのは実はこういうことです。憲法改悪と戦争に向かう国家の体制づくりと一体で、権力の監視社会、警察国家にするものです。一昨日「特定秘密保護法」が施行されましたが、それとセットで盗聴法が通る。戦前の治安維持法よりもっと悪い。それが「この道しかない」の中身です。彼らの選挙スローガンに政策にはもちろん「盗聴法」なんて出てこず、「安心安全」なんてごまかしているが、中身はそういうことです。

さらに、青年労働者がおかれている状況です。労働者派遣法の改悪が国会で大問題になりました。非正規労働者は2000万人、日本の労働者の4割に達しています。家族でも多いでしょう。賃金は安く、5週間に1度も休みが取れない青年は珍しくない。過労死に追い込まれても本人のせいにされる。江戸時代の「逃散」さながらに「こんな会社やめてやる」と一斉に辞める。ひとことでも文句をいうと「明日からこなくていい」。

にもかかわらず、あの麻生発言です。「少子高齢化の原因は子どもを産まないことが問題だ」なんて言い出した。許しがたい。現場の女性のつらさ、セクハラ、パワハラ、マタハラがはびこることを知っていて麻生はあういう発言をしている。この間は『憲法改正、ナチスの手口に学べ」といった。ヨーロッパなら即日政治生命が絶たれます。私たちは寛容ということなのか。あういうものをのさばらせてはいけない。

青年も高齢者もどんどん非正規雇用に追い込まれていく。これに対して、どうしたら変えていくことができるのか。この安倍政治をどうやったら断ち切ることができるのか。最後に訴えたい。

彼らを批判しているだけではだめです。力が必要だ。力とは何か。労働者の団結の力だ。資本家は団結なんかできない。金、金、金で蹴落とし合いばかりやっているのだから。しかし労働者は団結できる。何ももたない労働者が腹を割って、自分と仲間の生活と権利をどうしようか話し合う。労働組合をつくり、労働組合が中心となって農民も漁民も中小企業も団結していく。その団結の力で安倍を倒し、自民党政治をひっくり返していく。

この衆院選は決定的なところに立っている。石原を倒すことは必ず安倍を痛打します。この東京8区から声を上げることが安倍の政治を倒す大きな力になる。最も有効で手近な手段です。労働者の団結の力で、この社会を根本からつくりなおしていこうではありませんか。それが、今回の衆院選です。みなさんとともにたたかいます。